Ralphaって加工した画像を見失ったり、画像の名前が変わっちゃたりするから地味に使いにくいよね
こんな誤解を解いていきます。
Ralphaは加工した画像が上書き保存されるのではなく、別で保存されます。(名前を付けて保存のようなイメージ)
なので設定方法を間違えると、
・意味不明な場所に保存
・思いもしない名前に変更
されてしまうことがあります。
そこで今回はみなさんがあまり触りたがらない、
・ファイル名生成規則
・フォーマット変換設定
・出力フォルダ設定
について紹介します。
これらを扱えるようになると加工後の画像の出力方法を自在にコントロールできるようになります。
あとからわざわざファイル移動したり、名前を修正しなおしたりする必要がなくなりますのでぜひ参考にしてください。
Ralphaってどんなことができるの?どこで手に入れるの?という人はこちらの記事を参考にしてください。
ファイル名生成規則~加工後のファイル名を自動変換~
ファイル名生成規則は、画像加工を実行した後のファイルをリネームするためのものです。
例えば
<old>→変更なし(元のファイル名のまま)
<ymd>→ファイル名が年月日に変わる
などリサイズなどの加工と一緒にリネームを行う感じです。
リネームしたいなら他の無料アプリの方が使いやすいから、僕は<old>しか設定してないな
関連記事:ファイル名を一括変換!おすすめの無料PCアプリ「おーるりねーむ」
<old>の前に“フォルダ名¥”を付けておくと出力先のフォルダに新規のフォルダを作ってその中に加工した画像を格納してくれます。
では実際に
「ラルった画像フォルダ」に「resizeフォルダ」を生成して「001-01.jpg」~「005-21.jpg」の画像ファイルを処理していきます。
「001-01.jpg」~「005-21.jpg」のファイルはそれぞれ「001」~「005」のフォルダに収納済みです。
ファイル名生成規則は
resize¥<old>
上記になります。
画像はフォルダのままズドンとドロップしてOK
あとは実行すると
出力先のフォルダに「resizeフォルダ」を自動で作成して、その中に画像が入っていきます。
ちなみに、もともと作成済みのフォルダ(今回のケースだとresizeという名前のフォルダ)があった場合は
そのフォルダ内に追加されていきます。
あらためて「resize(1)」みたいなフォルダが作成されることはありませんが
画像ファイル名が同じ場合は[1]が付きます。
加工前にフォルダ分けができてるから、一つにまとまるのは困るんだけど
こんなこともあると思います。むしろ多いかな?
その場合は〇〇¥を<pdir>¥に変更します。
慣れるまでは、名前(規則)の決め方が難しいとは思いますが
?マークのところに参考があるので活用しながらいろいろと試してみてください。
〇〇¥の部分を上手く使いわけたいね
フォーマット変換設定~加工後の拡張子を変更できる~
スクリーンショットをペイントに貼り付けたとき、うっかりpngで保存しちゃうときありますよね。
あ~。jpgに統一してたのに何個かpngのファイルがあるじゃん…
こんな時に設定しておくと便利です。
画像加工を実行するついでに拡張子も変換してくれます。
上の画像だと、ビットマップはビットマップのまま。その他は「jpg」に変換する設定です。
「eps」や「svg」などは対応していませんが、「png」と「ビットマップ」には対応しています。
まさにペイントにスクショを貼り付けてpngファイルを量産してしまったときに役立つ!
出力フォルダ設定~加工後のフォルダを指定する~
出力フォルダ設定では、画像加工後の出力先を指定できます。
先ほど「ラルった画像フォルダ」に「resizeフォルダ」を生成…という処理をしましたが、どこに「resizeフォルダ」を生成するかあらかじめ指示を出しておく設定です。
あれ?画像が迷子や。どこに保存されたんや?
なんてことは、たまにあると思います。
出力フォルダを設定しておくことで、画像が迷子になりません。
出力先のフォルダを指定する方法
上の画像の場合、デスクトップにある「ラルった画像」というフォルダが出力先になります。
今回は出力先フォルダを「ラルった画像」から「画像の保管先」に変更してみます。
「新しいフォルダー」という名前のフォルダが作成されるので
任意の名前(今回は「画像の保管先」)に変更する
※フォルダ名を変えるとソートで順番が変わるので少し探さなければなりません。
作成したフォルダを選択してOKをクリック
ちょっと面倒くさそうだな。
もっと手っ取り早く出力先フォルダを決める方法ないの?
こう思った人は別の方法もあります。
元画像と同じフォルダに出力する方法
特定のフォルダを指定するのではなく、もともと画像があったフォルダに出力する方法です。
「元画像と同じフォルダに出力」にチェックを入れてください。
加工したい画像が入っているフォルダの中にフォルダを生成してその中に出力します。
元画像と同じ場所に帰ってくるので難しくありません。
ですが注意点が二つあります。
・ファイル名生成規則でフォルダ生成(〇〇¥)しておかないと
ファイル名が重複するため加工後の画像すべてに[1]が付く
・複数フォルダ突っ込む場合は結構面倒くさい
元画像と同じファイルに出力する場合はファイル名生成規則でフォルダを作るようにしましょう。
そうしないと
・同じフォルダ内に加工前のファイルと加工後のファイルが混同する
・加工後のファイル名が変わってしまう
などのデメリットがあります。
また複数ファイル突っ込むときも要注意です。
こんなときですね。
出力すると、それぞれのフォルダ内にフォルダを生成して出力されます。
001フォルダ→resizeフォルダ→加工後の画像
002フォルダ→resizeフォルダ→加工後の画像
という処理結果なるので後から取り出すのが非常に面倒です。
結局おすすめの設定は?
というわけで、僕なら最初少し面倒くさくても
・ファイル名生成規則
・出力フォルダ設定
の2つはしっかりと設定しています。
・普段使いのときはすべて「resize¥<old>」←基本的にほぼこれ
・フォルダ数が多いときは「<pdir>¥<old>」を使うことがある
・デスクトップ上に専用出力フォルダをつくる←基本的にはほぼこれ
・会社ではみんなが使うようの画像を専用フォルダに直接出力することもある
・元画像と同じフォルダに出力は使わない
僕はこんな感じです。
フォーマット変換設定はすべてjpgです。
よく使う設定は保存できるので、いくつもお気に入りの設定がある場合は保存しておきましょう。
保存方法はファイルに「設定の保存」があります。
・「設定の保存」でPCに設定を保存できる
・「設定の読み込み」でPCに保存した設定を読み込める
ようになります。
設定を保存しておくと後々とても便利になるのでぜひ活用してください。
面倒なのは最初だけです。
まとめ~設定しておけば時短につながる作業が多い~
今回はRalphaの加工以外の設定
・ファイル名生成規則
・フォーマット変換設定
・出力フォルダ設定
について紹介しました。
ファイル名生成規則は加工のついでにファイル名のリネームをしてくれる機能ですが、あまり使っていません。
だから<old>でOKだと思います。
いろいろ使ってみたい人はこちらの画像を参考にしてください。
それよりもどのフォルダに出力されたかの方が大切なので、必ず〇〇¥<old>にしています。
〇〇のところには適当なフォルダ名を入力してください。
フォーマット変換設定はすべてjpgにしています。
ビットマップ・jpg・pngを使えるので普段使っている拡張子を設定してください。
出力フォルダ設定はデスクトップにRalpha専用のフォルダを用意しています。
加工後の画像が迷子になりにくいのぜひ設定してください。
「元画像と同じフォルダに出力」は数が多いとデメリットも増えるので使っていません。
よく使う設定やお気に入りの設定は、PCに保存できます。
複数の設定を保存して使い分けると効率がめちゃくちゃあがります。
もちろん時短にもなるのでぜひ活用してください。
この記事が参考になればうれしいです。
基本的な設定を覚えたら次はコレ!